ホンダエンジン式発電機 EX300 300Wタイプ 本当に直るのか? 


今回は、電気工作と関係無いような、発電機の修理に挑戦してみます。

故障の状態を聞くと、イグナイタが悪くスパークしないとの事でした。
本当かどうか早速バラしてみます


● これが発電機! 混合ガソリンで動くそうで・・・。

    

早速修理しましょう!

● 早速分解です!
    
むむむ、なんだか良くわかりません
左の丸いのが発電部分のようです


● 何と! コイルの至る所が切れています
    
  恐らく回転している所に何か入り込んで
  破壊された感じです。


● 1個だけある大きいコイルがエンジン点火用でした。
  これだけ根本から切れていて手の施しようがありません
    
 一応適当に半田付けしてみましたが、電圧がきちんと出ませんでした。

● あきらめようと思いましたが、一つひらめきました。
  それは、一からコイルを巻き直すのです。
  手持ちに手頃なエナメル線が無かったので、部品屋に買いに行きましたが、
  販売単位が1kgで3900円買えません。悩んでいると再びひらめきました。
  私が勤めているのは電気屋さん、そこには、電磁接触器なるものがあるじゃありませんか
  これには、比較的大きいコイルがある!
              

● 電磁接触器のコイル
  これをほぐします。 今回は、古めの100Vをこっそり Get! 見つかりませんように!
    

● 古いコイルを取り去る! これが、堅い! 絶縁ニスで固めてある

             
      これが                       こうなる

● 新しいコイルを巻き巻き

    
  段ボールで即席のコロコロをつ作りました、ほどけやすい

● 巻くこと3時間・・・・。 腰痛い。 とりあえずこんな感じかなと言うことで完了

   

● ブルブル・・・・。 火花が出るがエンジンがかかりそうでかからない。

   どうやら、長年ほったらかしのため、キャブレター(気化器)が詰まっていたようです
   これも掃除します。 ガソリンくせ〜

   

● おぉ! エンジンがかかりました! 電気もちゃんと出ました。 部屋でかけるとくさいので、
  明日外でかけてみます。めでたしめでたし

   

● 翌日外でエンジンをかけると、ちょこっと動いてプツン! その後かからなくなってしまった。

  燃料気化器(キャブレーター)の問題っぽいので仕方なくまたバラシました。

                  

  燃料が貯まる部分にある小さいビス(ビスの中央に小さい穴が開いている)が外れていました。

  ここから燃料が入りすぎてエンジンが止まったようです。(元々ゆるんでいたんですけど)
  このビスの穴もつまっていたのですが。

  しかし、ビスを締めても、その後とっても快調です。


● 100Wの電球を、100円ショップで買ってきて点灯させてみました。

  さすが、エンジン! 余裕の明るさです。 空冷がきちんとしていて意外に熱くなりません。

   




いや〜 しんどかったけど、コイル巻き直して良かった。何事も辛抱です。
直ったから返せ! て言われてもお断りだケロン!