デジタル ウォール・クロック DC−02の制作
PIC16F877−20/P使用
LED壁掛け時計Ver2
● 感光基板 エッチング完了
● 部品実装・動作テスト
● 完成
回路図
● 回路図 JPG画像
● 回路図 AutoCAD2002
無断使用を禁止致します。
制作の色々
● この時計は、Ver1の時計を外気温・内気温の2温度表示に修正したものです。
● 年・月・日も表示出来ます。 自動閏年計算します。
● 制作にあたり、問題になるのがCPU Z80、H8、PIC etc... ワンチップと考えるとH8とPICとなりますが、
今回は、コストも考えたいので、PICを選択しました。
温度表示とLEDの数を考えるとPIC16F877の選択となりました。
● 表示方法
LED数から当然ダイナミック点灯しました。
点灯方法は、16このLEDを8つのエリアに分けて表示しています。 デューティーは1/8になります。
cdsセルによる調光をおこなっているので、ディーティー比は可変となっています。 最大1/8です。
● 肝心な時刻の精度
基準クロック(システムクロック兼用) 12.8MHZ ±1ppm/年 クリスタルモジュールを使用
タイマー0フリーラン割り込み処理により時刻を計算しています。
実際の使用では、月1秒程度のズレに収まっているようです。
● 停電保証
Ni−MH 単4×4本にて8時間以上の停電保証ができます。
● 温度の表示
LM35D 温度センサーのより、 −20.0〜80.0℃の室内・室外2つの温度表示ができます。
LM35Dは、正負電源が無いと氷点下温度を計測出来ないのですが、参考資料にある、SWダイオードによる
バイアス電圧で氷点下を計測出来る方法があります。
しかし、SWダイオードは温度安定度が悪く、周囲温度によって計測温度が影響を受けてしまいます。
この時計では、TL431を2個使用し、3Vと、3.2Vを作りだし、OPアンプを差動動作させ
0℃を1.0V −20℃を0Vと変換しPICのAIに入力しています。
さすがにシャントレギュレータ TL431は安定しています。 温度影響を全く受けなくなりました。
市販の温度計より確実に信用できる温度計になりました。
● 秒針の工夫
秒を刻むLEDは2色LED 8φを使用し 午前は緑 午後は赤 表示となるように工夫してあります。
● 現在 時報をメロディにする案を考えていたりします。